IFRS vs 日本基準:主要な違いを比較
同じ企業でも数字が変わる?会計基準の違いを徹底解説
約8分
中級
このページで学べること
IFRSと日本基準の根本的な考え方の違いを理解する
収益認識・リース・金融商品など主要項目の差異を把握する
同一企業が基準変更した場合の影響を読み取れるようになる
基準の違いを踏まえて企業間比較する視点を身につける
目次
動的チュートリアル:IFRS vs 日本基準の差分が出る行を実数で確認
明治ホールディングス(E21902)の財務諸表を辿り、収益認識・営業利益・リース・のれん・研究開発費という IFRS と日本基準で計上額が変わる 5 つの代表的差分項目を実際の行で確認します。
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1. なぜ比較が重要か1. なぜ比較が重要か
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同じ企業活動でも、適用する会計基準によって報告される数字は異なります。
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IFRS移行により営業利益が数十億円規模で変動した事例があります。
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投資判断時には、比較対象企業がどの基準を採用しているかを必ず確認しましょう。
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2. 総合比較表2. 総合比較表
アプローチ
J-GAAP
細則主義(ルールベース)
IFRS
原則主義(プリンシプルベース)
投資家への影響
IFRSは企業判断の余地が大きい
リース
収益認識
包括利益
J-GAAP
注記での開示のみ
IFRS
主要財務諸表として表示
投資家への影響
IFRSではOCI変動が目立つ
営業利益
J-GAAP
定義あり(段階利益)
IFRS
定義なし(企業裁量)
投資家への影響
IFRS企業間の比較に注意
特別損益
J-GAAP
あり(5段階の損益計算)
IFRS
なし(区分なし)
投資家への影響
J-GAAPの方が損益段階が明確
開発費
| 項目 | J-GAAP | IFRS | 投資家への影響 |
|---|---|---|---|
| 策定機関 | ASBJ(企業会計基準委員会) | IASB(国際会計基準審議会) | — |
| アプローチ | 細則主義(ルールベース) | 原則主義(プリンシプルベース) | IFRSは企業判断の余地が大きい |
| のれん | 償却(最大20年) | 非償却(年次減損テスト) | IFRSの方が営業利益が高く見える |
| リース | ファイナンスリースのみ計上 | 原則すべてのリースを資産計上(IFRS 16) | IFRSでは総資産・負債が大きくなる |
| 収益認識 | 収益認識基準(2021年〜強制適用) | IFRS 15 | ほぼ同等(コンバージェンス済) |
| 包括利益 | 注記での開示のみ | 主要財務諸表として表示 | IFRSではOCI変動が目立つ |
| 営業利益 | 定義あり(段階利益) | 定義なし(企業裁量) | IFRS企業間の比較に注意 |
| 特別損益 | あり(5段階の損益計算) | なし(区分なし) | J-GAAPの方が損益段階が明確 |
| 退職給付 | 数理差異の遅延認識が可能 | OCI即時認識(IAS 19) | IFRSではBS変動が大きい |
| 開発費 | 原則として全額費用処理 | 条件充足で資産計上(IAS 38) | IFRSで利益が高く見える場合あり |
同業他社比較では、のれん処理とリース会計の違いが最も大きく影響します。
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3. ケーススタディ3. ケーススタディ
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4. 日本で使える4つの会計基準4. 日本で使える4つの会計基準
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5. 実務チェックリスト5. 実務チェックリスト
J-GAAP vs IFRSを実際に比較する
同じ業種でJ-GAAP企業とIFRS企業を並べて、表示の違いを確認しましょう。